肉を斬らせて骨を断つ
「……ま、あたしは無礼だけどね」
持論を繰り広げたことに対しての羞恥に耐えられず、あたしは掌を見せた。白旗、降参だ。
「じゃあ俺は礼儀正しいと思ってる」
「……純玲さ、あたしに奢る為にボールペン借りたでしょ」
降参した掌を下げる。
純玲は気まずそうに明後日の方向を見た。
「そうしないと、受け取らないと思って」
「確かに合ってるんだけどね、それは」
「俺はフラレた身だし」
「え、ちょ、え!?」
辺りを見回す。知っている学生は居ない。
「それ誰かに言ったりしてないよね……?」
「言ってない」