肉を斬らせて骨を断つ

良かった、と胸をなでおろす。そんなこと吹聴されていたら、あたしはフった男を携えて歩いている女になってしまう。

まあ今更噂が増えたところでどうも思わないか。

「友達みたいに普通に誘えば、普通に行くけど」
「そうなのか?」
「同級生に奢るよって言われる方が抵抗あるし」

純玲は小さく頷いた。

「理解した」
「ロボットか」
「じゃあ今度花火大会一緒に行こう」

急に出てきた花火。一体どこの花火を見るのだ、と顔を上げる。

駅前掲示板に貼られていた紙を指差していた。

この掲示板、ちゃんと見たことない。

< 28 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop