肉を斬らせて骨を断つ

大学の近くの河川で花火大会があるらしい。去年もやってたのか、知らなかった。

「混みそう……」
「こういうの好きそうなのに」
「寧ろ純玲はこういうの嫌いそう」
「家から見える」
「え」
「冗談だ。去年は河川敷のところから見られた」

やっぱり去年もやっていたらしい。
純玲の普通の大学生の面だ。

「あたしはバイトあると思うし、他の友達と行ってきたら?」

土日ならキャバクラが入るだろう。

「……そうか、分かった」

分かりやすくしゅんと落ち込んだ純玲を見て、ちょっとだけ胸が痛んだ。

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