肉を斬らせて骨を断つ

「着るのか?」
「え、あ、いや、持ってない」

この前、店の納涼イベントで着たなと思い出しただけ。
とは、流石に言えなかった。






ハナモトさんが札を弾く。

「よし、返済終了。おつかれ」

ぺら、と紙を出される。それを確認し、受け取った。

「すげーな、ちゃんと逃げずに返済した女初めて見たかも」
「軽く闇を話さないでください」

あたしはソファーに沈み、息を吐く。

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