肉を斬らせて骨を断つ
返済が終わっても、これからまたバイトだ。
日々は変わらない。
日常生活の為にもまたお金を貯めないと。
「じゃあな、店長にも話つけといたからいつでも辞められるぞ」
「ご尽力ありがとうございました」
「ごじん……?」
「スズさんには会わないんですか?」
「あいつ同伴だって言ってたからな。よろしく言っといて」
「ハナモトさん」
ひらりと手を振って裏口から出ていこうとするハナモトさんを呼び止める。
半身を振り向かせた。
「さようなら」
きっと、もう会うことは無いだろう。
というか、もう会いたくない。