極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
嫌われると思っていた。治らない病を抱えた女など、疎まれるかと。

でも、彼は本当の私を知った上で必要としてくれている。

私でいいの?

期待が膨らんでしまい怖くなる。別れる覚悟をしていたはずなのに、まだ彼に未練を持っていたなんて。

「……大きな声を出してごめん」

彼がゆっくりと体を離した。涼やかな瞳は充血していて、きらきらとした細かな光をため込んでいる。

「頭、冷やして出直してくる。君がもう少し元気になった頃にまた来るよ」

私はかける言葉も思いつかず、ただ呆然と彼の背中を見送る。

「最後にひとつだけ言わせて」

そう言って彼はドアの手前で肩越しに振り向き、目を細めた。

「俺は、どんな星奈でも――愛してる」

穏やかに、冷静に、でも言葉の裏にたっぷりと熱情を込めて言い放つ。上辺だけではない、心の奥底からの言葉だと直感した。

本当に私を愛してくれているの? こんな体なのに?

彼の熱い想いに胸がかき乱され、息が苦しくなってくる。

甘くてほろ苦い痛みだ。切なくて、苦しくて、でも暗闇の中に光が差し込んだみたいに希望に満ちた自分がいる。

私も彼が好きだ。愛している。

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