極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
私と一緒じゃない方が、翔琉さんは幸せなのでは、これまで何度もそう考え悩んできた。
翔琉さんが私を愛してると言ってくれるから、ふたりでいる時間が幸せだから――そうやって理由をつけて現実から目を逸らし続けてきたけれど。
……彼の負担になっているのは間違いない。
それに無粋を承知で言えば、彼は健全な男性、女性と愛し合いたいと思うときだってあるはずだ。
私とじゃ、愛し合えない。結婚したとしても子どもが産めない。
彼が切り出さないのをいいことに、その事実から逃げてきた。
私がパートナーで、彼は幸せになれるのだろうか。
そんな不安がいまだかつてないほど膨らんで、私の小さな胸を圧迫した。
月乃が去ってしばらくすると翔琉さんも帰ってきた。
帰宅早々、青ざめた顔で私のもとにやってくる。
「さっき具合が悪かったみたいだけど大丈夫だった? 一応クリニックからは問題ないって連絡が来たけど……」
携帯端末を持ち上げて心配そうに尋ねてくる。
どうやら腕時計が異常を検知すると、翔琉さんの端末にも連絡が行くみたいだ。
「もう平気です。でもお料理はやめておくことにします。すみません、キッチンに道具が出しっぱなしで」
翔琉さんが私を愛してると言ってくれるから、ふたりでいる時間が幸せだから――そうやって理由をつけて現実から目を逸らし続けてきたけれど。
……彼の負担になっているのは間違いない。
それに無粋を承知で言えば、彼は健全な男性、女性と愛し合いたいと思うときだってあるはずだ。
私とじゃ、愛し合えない。結婚したとしても子どもが産めない。
彼が切り出さないのをいいことに、その事実から逃げてきた。
私がパートナーで、彼は幸せになれるのだろうか。
そんな不安がいまだかつてないほど膨らんで、私の小さな胸を圧迫した。
月乃が去ってしばらくすると翔琉さんも帰ってきた。
帰宅早々、青ざめた顔で私のもとにやってくる。
「さっき具合が悪かったみたいだけど大丈夫だった? 一応クリニックからは問題ないって連絡が来たけど……」
携帯端末を持ち上げて心配そうに尋ねてくる。
どうやら腕時計が異常を検知すると、翔琉さんの端末にも連絡が行くみたいだ。
「もう平気です。でもお料理はやめておくことにします。すみません、キッチンに道具が出しっぱなしで」