極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
月乃の台詞が頭をよぎる。『星奈がいないときにゆっくりふたりきりで会うことにするわ』――本当にふたりきりで会っていたなんて。
私のいないところでどんな会話をしたのだろう。連絡先も交換したのだろうか。
再び胸が苦しくなってきて、慌てて瞼を閉じて深呼吸した。また腕時計が鳴っては大変だ。
「妹――月乃とはどんな話を?」
「簡単な自己紹介程度しかしてないよ」
ボウルにカラカラとホイッパーの当たる音がする。
翔琉さんにしては口数少なく、曖昧だ。私が不安そうにしていると、いつもは丁寧すぎるくらい説明してくれるのに。
……月乃となにかあった?
本当はもっと深い話をしたのではないか、そんな疑惑がよぎって私の心身を蝕んだ。
退院して二カ月目の通院日。
このところ具合が悪い。動悸や息切れが酷かったり、眩暈がして立ち上がれなくなったり。微熱を出す日も増え、病が悪化しているのは明らかだった。
「今日は俺も通院に付き合うよ」
そう言って会社を休もうとする翔琉さんを、なんとか思いとどまらせた。
「翔琉さんはきちんと出社してください。責任ある立場なんですから」
私のいないところでどんな会話をしたのだろう。連絡先も交換したのだろうか。
再び胸が苦しくなってきて、慌てて瞼を閉じて深呼吸した。また腕時計が鳴っては大変だ。
「妹――月乃とはどんな話を?」
「簡単な自己紹介程度しかしてないよ」
ボウルにカラカラとホイッパーの当たる音がする。
翔琉さんにしては口数少なく、曖昧だ。私が不安そうにしていると、いつもは丁寧すぎるくらい説明してくれるのに。
……月乃となにかあった?
本当はもっと深い話をしたのではないか、そんな疑惑がよぎって私の心身を蝕んだ。
退院して二カ月目の通院日。
このところ具合が悪い。動悸や息切れが酷かったり、眩暈がして立ち上がれなくなったり。微熱を出す日も増え、病が悪化しているのは明らかだった。
「今日は俺も通院に付き合うよ」
そう言って会社を休もうとする翔琉さんを、なんとか思いとどまらせた。
「翔琉さんはきちんと出社してください。責任ある立場なんですから」