極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
確かに月乃の言う通りなのかもしれない。でも同棲の解消は、翔琉さんとの関係の終わりを意味する。

――『一度きりの人生なんだ。欲しいものは手に入れていかないと』――

翔琉さんの言葉が蘇る。彼にとって一度きりの人生、そして私にとっても一度きりだ。

玉砕して振られるならまだしも、自ら身を引くのは……間違ってる。

やっぱり私は翔琉さんのそばにいたい。何度悩んでもその結論は揺るがない。

「月乃。やっぱり私は――」

翔琉さんのそばにいる、そう言おうとしたとき。

『ごめん星奈。私、翔琉さんと寝たわ』

「……は?」

月乃の言葉が理解できず、頭が真っ白になる。

突然なにを言っているの? 寝るってそんな、嘘でしょう?

『黙ってるのも悪い気がしたから、一応報告』

「……冗談はやめて」

『冗談じゃないってー。星奈の顔と体でしてあげるって言ったら、喜んでついてきたよ。翔琉さんはか弱い星奈じゃ満足できないって。だって男だもん』

ずきん、と今までにないくらい心臓が大きく震えて、体が冷たくなっていった。

胸をぎゅっと押さえて身をかがめる。

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