極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
つらいことがあったときに、外界からかけ離れて生活している私の姿が目に入れば、羨ましくなるのも理解できる。

でもそれはきっとないものねだりだ。誰でも隣の芝生は青く見える。

「私もいつも月乃が羨ましかったよ」

すると、今度こそ月乃はまいったような顔をした。

「星奈はさあ。妬みみたいなの、どっかにぶつけたいと思わないわけ?」

「ぶつけるっていうか……反骨精神みたいなのはあったよ。ここまで頑張って生きてこられたのは、月乃がいつもキラキラしてたおかげもあると思う」

「おかげって言ってる時点で妬みじゃないし。不幸背負ってるくせに妙にポジティブだし」

「別に不幸じゃないし」

素直に否定すると、月乃はふーっと呆れたように息をついて、私に背を向けた。

「とにかく謝ったから」

謝ったっけ?と疑問に思いつつも、まあいいかと納得する。気持ちは伝わった。

ひらひらと手を振って帰ろうとする彼女に「ひとつ聞いてもいい?」と呼び止める。

「月乃は翔琉さんのこと好き? まだ興味ある?」

月乃が足を止め、ぎょっとした顔で振り向く。

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