絶交ゲーム
☆☆☆

「思ってたよりも面白かったね」


サッカー部を観戦して詩子が興奮気味に言った。
まだ余韻が残っているみたいだ。

そういう私も同じ気持ちだった。
スポーツなんてテレビニュースの報道で時々見ているくらいだったけれど、こうして目の前で見ていると結構迫力があった。

プロの試合になると、もっともっとすごいんだろう。
そんな場所から声がかかるかもしれないなんて、浩二と豊には大きな未来が待っている気がした。


「ふたりが出てくるのをここで待ってよう」


校門近くまで歩いて来て私は立ち止まった。


「声をかけるの?」

「う~ん、どうしようかな」

腕を組んで悩みこむ。
< 177 / 290 >

この作品をシェア

pagetop