絶交ゲーム
あのふたりだって、健康な男子生徒なのだ。
なにか不埒で、後ろめたいことがあっても不思議ではなかった。

ただ、それが表に出てきていないだけだと考えたんだ。
もしもふたりと関係を持った女子生徒が複数人でてくれば、それはきっと面白いことになる。


「あ、きたよ!」


誰かのひとことで全員の視線が校舎の方へ向いた。
そこにはシャワーを浴びてまだ少し前髪が濡れている浩二と豊の姿があった。

練習で疲れているのか、その歩き方はだるそうだ。
それでも、そういう気だるげな姿がまたいいらしく、女子生徒たちからは黄色い悲鳴が上がった。

ふたりはチラリとこちらへ視線を向けたけれど、特に気にする様子もなく歩いてくる。
ふたりが近づいてくるとモーセの海割りのように道ができる。


「お疲れ様でした!」
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