白い菫が紫色に染まる時
「みんな元気だね・・・」
私は呆れたように笑いながらも、内心とても微笑ましく感じていた。
「そうだね。二人を呼んで本当に良かった。あと、ちなみに、後ろ」
白澄はそう言って私たちが背を向けている方を指さした。
「あの建物、父親の経営しているチーズ工場だから。寒くなったら言えよ」
この場所はチーズ工場の裏側だったのか。だから誰も足を踏み入れたことがないわけだ。
「わかった。ありがとう」
白澄は、私が寒さに弱いのを勿論知っている。そして、私が雪遊びが本当は好きだということも知っている。
そんな彼なりの配慮なのだろう。
「よし、私たちも参戦しよう!」
私も彼らのもとへ勢いよく走り出した。
最初は、年下相手だし、手加減をした方がいいかもしれないなどと考えていたが、その考えは甘かったと自覚させられた。
雪成と雪哉は容赦なくガチガチに固めた雪を投げてくるし、さらには、容赦なく突進までしてくる。
彼らの相手をしていたら、私もいつの間にか本気になっていた。
陽翔は私以上に大人気なく、動き回っている。
その動きは、雪合戦大会などが公式であったらプロになれるのではないかと思わせるほどのレベルだと思った。
白澄は、雪まみれになりながらも、いつもの爽やかな笑顔を浮かべている。
みんな心の底から笑っていた。
雪合戦を始めて、三十分くらい経っただろうか。
体が凍え始めてきた。いつもと同じだ。
体力は全然消費されていないのに、寒さで体が固まったように動けなくなる。
「ちょっと、私あそこで休憩してくるね」
寒いのが苦手だということを、二人はよく知っているので、気を遣う必要はない。
せっかく楽しかったのに、残念だけれど・・・。
「俺も一緒に行くよ」
私は、大丈夫だと遠慮したが、白澄は私がこの距離でも道に迷いそうで心配だからとついてきた。
目に見えるところにチーズ工場があるというのに、逆にどうすれば迷うのだろうか。
流石にそんなに方向音痴ではない。
「陽翔、ちょっと、日向たちを頼む!」
「了解!」
私は呆れたように笑いながらも、内心とても微笑ましく感じていた。
「そうだね。二人を呼んで本当に良かった。あと、ちなみに、後ろ」
白澄はそう言って私たちが背を向けている方を指さした。
「あの建物、父親の経営しているチーズ工場だから。寒くなったら言えよ」
この場所はチーズ工場の裏側だったのか。だから誰も足を踏み入れたことがないわけだ。
「わかった。ありがとう」
白澄は、私が寒さに弱いのを勿論知っている。そして、私が雪遊びが本当は好きだということも知っている。
そんな彼なりの配慮なのだろう。
「よし、私たちも参戦しよう!」
私も彼らのもとへ勢いよく走り出した。
最初は、年下相手だし、手加減をした方がいいかもしれないなどと考えていたが、その考えは甘かったと自覚させられた。
雪成と雪哉は容赦なくガチガチに固めた雪を投げてくるし、さらには、容赦なく突進までしてくる。
彼らの相手をしていたら、私もいつの間にか本気になっていた。
陽翔は私以上に大人気なく、動き回っている。
その動きは、雪合戦大会などが公式であったらプロになれるのではないかと思わせるほどのレベルだと思った。
白澄は、雪まみれになりながらも、いつもの爽やかな笑顔を浮かべている。
みんな心の底から笑っていた。
雪合戦を始めて、三十分くらい経っただろうか。
体が凍え始めてきた。いつもと同じだ。
体力は全然消費されていないのに、寒さで体が固まったように動けなくなる。
「ちょっと、私あそこで休憩してくるね」
寒いのが苦手だということを、二人はよく知っているので、気を遣う必要はない。
せっかく楽しかったのに、残念だけれど・・・。
「俺も一緒に行くよ」
私は、大丈夫だと遠慮したが、白澄は私がこの距離でも道に迷いそうで心配だからとついてきた。
目に見えるところにチーズ工場があるというのに、逆にどうすれば迷うのだろうか。
流石にそんなに方向音痴ではない。
「陽翔、ちょっと、日向たちを頼む!」
「了解!」