可愛いわたしの幼なじみ〜再会した彼は、見た目に反して一途で甘い〜

第4話

○近くにあった公園に移動(夕方、辺りはまだ明るい)
実里と一樹は公園のベンチに並んで座っている。

実里が顔を覆って泣いている間、黙って隣にいてくれた一樹。

一樹「落ち着いた?」
実里「うん。ごめん、もう大丈夫・・・」
  (いきなりこんなに泣くなんて、恥ずかしすぎる。
  さすがのいっくんも引いたかな・・・?)

そっと一樹の方を見る
実里の視線に気づき、
一樹「はは、みさと泣き虫になった?」
  「昔は俺の方がよく泣いてた気するけど」
目を細め優しい表情で実里の頭をポンポンとなでる。

派手な見た目からは想像できないやさしい手つきで実里に接してくれる一樹に対して
実里「それだったら、いっくんだって昔とは全然違うじゃん・・・」
緊張が解けたのか、思わずぽつりとつぶやく実里。


実里(子どもの頃も悲しいことがあったときは、
何も聞かずそっとハグをしてそばにいてくれたっけ
こういう優しいところ、変わってないな・・・)

*回想
二人が小学2年生の頃。

○小さな公園
二人はしゃがみ込んでいる。

幼い一樹「みーちゃん、どうしたの?」
幼いみさと「ううん、なんでもないよ」
みさとは膝に顔を埋めている。
一樹の前では絶対に泣かないと涙をこらえている。

じっとそうしている実里に対して、
静かにぎゅっとハグをしてくれる一樹。

幼い一樹「みーちゃん大丈夫だよ、ぼくがいるから、だいじょうぶ」

*回想終わり

実里「ふふっ」
一樹「ん?何思い出してたんだよ」
穏やかな表情で実里を見つめる一樹。

実里「なんでもないよ」

  (あれ?
   ・・・あんなに怖かったのに、もう、そんなに怖くないかも
   いっくんは、成長してもいっくんのままだってわかったから?)

  (タトゥーや、その慣れない髪色とピアスにも、まだ恐怖心がわくけど・・・)
  (でも、今目の前にいるのは、あのいっくんなんだもん)

  (あの可愛いかった天使が、今はすっかり――・・・)

実里モノローグ
7年ぶりに再会した彼は、
幼い頃とは似ても似つかない、
ちょっと悪そうで、派手な見た目の17歳の男の子になっていた。

・・・だけど、柔らかいまなざしと、
ふにゃっとした笑顔はあの頃のまま。
いっくんの笑った顔があの頃から大好きだったな――・・・。

実里(それに、背も高くて、
なんか、なんていうか、
か、かっこい・・・)
そこまで考えて、思わず一人で赤面する実里。

一樹「そうだ。明日の放課後ひま?
俺、実里の高校まで迎えに行くからさ、
どっか遊びに行こうぜ」
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