環くんは、フォーク化現象に悩まされている


「環くん! 助けて、環くん!」


泣き叫ぶように助けを求める私の喉からは、環くんの名前しか出てきてくれない。


「環くん! 助けに来て!」


お願い……

お願いだから……



「暴れるな! 誰かが来るだろうが!」


怒り狂った委員長に肩を掴まれ、床に投げ飛ばされた私。


「僕の計画を潰そうとするやつは、絶対に許さない!」


床に転がる私に馬乗りになった委員長は、私の口をガムテープでふさぎだした。


「……っつ……うっ」


助けを求めたいのに、全く声にならない。


私の手首と足を、グルグルにガムテープで縛りだした委員長は

台車に乗った大きな段ボールの中に、私を詰め込んだ。


最後の抵抗。

私は縛られたまま、段ボールの中で大暴れ。

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