環くんは、フォーク化現象に悩まされている
委員長の左手が、後ろから私の腰にまとわりついてきて。
右手は私の首筋をスー。
頬を撫でながら私の唇へ。
すべての指が順番に、私の唇に押し当てられていく。
そして反対の頬を掴むと、私の顔ひねるようにグッと後ろに向かせた。
背中側に回された、私の顔。
すぐ目の前には、私を抱きしめている委員長のニヤつき顔が。
迫る唇から逃げたいのに、委員長は強い力で私の頬を掴んでいて。
キスされそう。
気持ち悪い。
お願い、誰か助けて!
げんこつを作り、私は資料室のドアを無我夢中で叩く。
何度も何度も。
ドンドンドンドン。
環くんは私の敵だ。
金儲けのために、私を海外に売り飛ばそうとしている。
そんなこと、わかっているはずなのに……