環くんは、フォーク化現象に悩まされている
そんなことよりも……
私は勘違いをしていたんだ!
環くんの任務は、ケーキを誘拐することじゃない。
ケーキ誘拐を企むフォークから、私を守ること。
それなのに私は、環くんと仁科さんの会話を盗み聞きした時。
早とちりして。
本人に確認もしないで。
凶悪犯だと思い込んで……
環くん、本当にごめんなさい。
どれだけ謝ったら、許してもらえるかなぁ……
大好きな人の腕の中。
謝罪の言葉を口にしようと思ったのに。
「あの……」という私の声を遮ったのは、学園長で。
意識を飛ばしたまま床に寝そべっている伏見委員長の上に立て膝をついたまま、呆れ声を放った。