環くんは、フォーク化現象に悩まされている
「力不足の自分が、本当に情けないよ……」
「……」
「フォークに襲われる前にチョコちゃんを助けるのが……俺の責務だったのに……」
「……えっ?」
それって、まさか……
「暴徒フォークハンターなの? 環くんは」
私みたいなケーキを助けてくれる、あの?!
環くんは私の肩に顔を乗せたまま、コクリ。
彼の同意に、私の頭の中がパニックになってしまった。
暴徒フォークハンターは、国のエリート先鋭部隊。
戦闘能力が飛びぬけている人の中でも、一握りしか選ばれなくて。
入隊後も厳しい訓練を、夜遅くまでこなさなきゃいけないし。
ケーキが襲われている情報が入ったら、夜中でも出動する大変な任務。
お父さんが前に、そんなことを言ってた。
環くんはいつも、お昼休みや放課後にお昼寝をしているけれど。
学校から帰ってからの暴徒フォークハンターのお仕事が、激務すぎるからなのでは?