環くんは、フォーク化現象に悩まされている

「最近ね、俺自分がフォークなんじゃないかって思うことがあるんだ」


「環くんが?」


「もちろん味覚はあるよ。暴徒フォークハンターとしていろんなケーキと関わっても、ケーキを食べたいとも思わないし、絶対に違うって断言はできる。でもね……」


「……」


「チョコちゃんだけは別」


「えっ?」


「今も食べたくてたまらない」


ひゃっ?

危険人物、確定?


「なーんて言ったら、俺のこと嫌いになっちゃう?」


「たっ……たたっ、環くん?!」


脅かさないでしょ!


「アハハ~、三つ編みがジャンプしちゃうほど警戒しなくてもいいじゃん。冗談だよ……とは言いきれないけど。安心して。大切な人を傷つけたくない想いは、人一倍強いから」

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