環くんは、フォーク化現象に悩まされている
『な~んてね』
『……へ?』
『俺、フォークっぽかった? ワイルドなワルを演じてみたんだけど』
今のは演技だったの?
さっと私から離れた環くん。
舌を小さくチロッッと出し。
片目ウインクをキュン。
対面でキュート全開スマイルを飛ばされてしまい……
かっ、かかっ……かわいい~!!
彼のヤンチャさに毒され、惑わされそうになってしまいました。
が……気をしっかり持たなくては。
相手はフォーク。
念のため、厳重警戒をおこたらないようにしないと。
『俺はねフォークの中でも特殊なんだ』
『ケーキを食べたくならない?』
『俺が味わいたいのは、ケーキ本人じゃない。ケーキの子が作ってくれる手料理。なんでだろう。格別においしく感じちゃうんだよね』