環くんは、フォーク化現象に悩まされている

放課後じゃなくて、お昼休みに委員会の仕事をさせて欲しい。

そうお願いしているのは私。

図書委員の皆さんに、私のワガママを受け入れてもらっているわけですし。



「アハハ、環くんの寝顔かわいいなぁ。千夜湖ちゃんの隣で寝ているのはいつものことだけど。今日はほっぺに千夜湖ちゃんの手を当ててのスヤスヤなんだね」


はい、ものすごく可愛いです。

甘えたがりな幼稚園児みたい。


「こんなに気持ちよさそうに寝ていると、起こさないであげたくなっちゃうよね」


カウンター越しに手を伸ばし、お兄さん笑顔で環くんのおでこに指を滑らせた委員長。

同意するように、私は顔をコクリ。


そう言えば……


「あのっ、ごめんなさい、委員長……」


「えっ? いきなりなに? なんで頭なんか下げられちゃった?」

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