お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
不意に漏れる弱音。もし、オリヴィアとグレゴールの間に、信頼関係を築くだけのかかわりがあったなら。
だが、グレゴールは、最初からオリヴィアを敵視していた。向かい合うことも、顔を見ることもなく。
人前に出る時だけ仲睦まじく装っていても、見る人にはわかってしまう。いつまでも、この状況が続くとも思えない。
「お妃様には、ご迷惑をおかけいたします。どうか、陛下を長い目で見て差し上げてください」
「侯爵……私も、陛下と同じ年なのだけれど?」
「あの方は……まだ、ご自分の立場を理解しておいでではないですから」
「そこは、侯爵に期待させていただくわね」
ダンメルス侯爵は、グレゴールを立てようとする一派の中心だ。シェルトを立てようとする一派を崩し、自分の陣営に引き込んだ手腕には頭が下がる。
「長い目で見守るのにも限界というものがあるのよね」
侯爵は、これでいいと思っているのだろうか。グレゴールときちんと向き合うには、まだまだ時間がかかりそうだった。
だが、グレゴールは、最初からオリヴィアを敵視していた。向かい合うことも、顔を見ることもなく。
人前に出る時だけ仲睦まじく装っていても、見る人にはわかってしまう。いつまでも、この状況が続くとも思えない。
「お妃様には、ご迷惑をおかけいたします。どうか、陛下を長い目で見て差し上げてください」
「侯爵……私も、陛下と同じ年なのだけれど?」
「あの方は……まだ、ご自分の立場を理解しておいでではないですから」
「そこは、侯爵に期待させていただくわね」
ダンメルス侯爵は、グレゴールを立てようとする一派の中心だ。シェルトを立てようとする一派を崩し、自分の陣営に引き込んだ手腕には頭が下がる。
「長い目で見守るのにも限界というものがあるのよね」
侯爵は、これでいいと思っているのだろうか。グレゴールときちんと向き合うには、まだまだ時間がかかりそうだった。