お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
魔獣討伐を終えて、離宮へと戻る。今回は五日間留守にしていたけれど、訪れる者はいなかったようだ。そのかわり、手紙はたくさん届けられたらしい。
「王妃陛下、留守の間に届いた手紙です。こちらは、私が返事をしておきました。こちらは、王妃陛下のご確認が必要なものです」
今ではすっかり従順となった侍女長が、手紙の束を差し出した。
(グレゴールの監視の目が、だいぶ緩んできたということね)
以前なら、貴族達からオリヴィアへの手紙なんて届くことはなかった。実家からの手紙は例外として、それ以外のものは途中で誰かに廃棄されていたから。
以前はルークの鳩に気づくぐらい監視が厳重だったというのに、だいぶ緩んでいるらしい。
お茶の用意をしてもらい、日当たりのいい窓辺に座って目を通す。二杯目のお茶が空になった頃、オリヴィアは顔を上げた。
「――ダンメルス侯爵を呼んで」
「侯爵を呼んで、どうするのですか?」
三杯目のお茶を用意していたマリカが振り返る。
「そろそろ頃合いだと思うの。この手紙。全部、魔獣をどうにかしてほしいという依頼なの。私の実家に期待しているのでしょうね」
「王妃陛下、留守の間に届いた手紙です。こちらは、私が返事をしておきました。こちらは、王妃陛下のご確認が必要なものです」
今ではすっかり従順となった侍女長が、手紙の束を差し出した。
(グレゴールの監視の目が、だいぶ緩んできたということね)
以前なら、貴族達からオリヴィアへの手紙なんて届くことはなかった。実家からの手紙は例外として、それ以外のものは途中で誰かに廃棄されていたから。
以前はルークの鳩に気づくぐらい監視が厳重だったというのに、だいぶ緩んでいるらしい。
お茶の用意をしてもらい、日当たりのいい窓辺に座って目を通す。二杯目のお茶が空になった頃、オリヴィアは顔を上げた。
「――ダンメルス侯爵を呼んで」
「侯爵を呼んで、どうするのですか?」
三杯目のお茶を用意していたマリカが振り返る。
「そろそろ頃合いだと思うの。この手紙。全部、魔獣をどうにかしてほしいという依頼なの。私の実家に期待しているのでしょうね」