お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
 それは、つまり――オリヴィアがクーに聞かせていた言葉がすべて、ルークに筒抜けだったということである。

 いろいろと愚痴をこぼしたり、話を聞いてもらったりした。あまりにもタイミングよく相槌を打ってくれるとは思っていたが、まさかルークと感覚を共有していたとは。

「嘘でしょう……お願い、嘘だといってちょうだい……!」

 両手で顔を覆ってしまった。

 感覚を共有しているのなら、もっと早く言ってほしかった。そうしたら、あんな恥ずかしい発言はしなかったのに。

「でも、俺は嬉しかった。オリヴィアを取り戻そうと、改めてそう思った」

 耳まで赤くなってしまっているオリヴィアに、ルークは重ねてそう言った。オリヴィアはそろっと顔を覆っていた手を外してみる。

(だって、あんなこととか、こんなことまで聞かれていたわけで……!)

 ルークを愛しているのは本当。だけど、こっそり鳩に告げたつもりがまさかの本人に筒抜け。穴があったら入りたい。

「オリヴィア。俺の気持ちは変わっていない。オリヴィアは?」

「わ、私は……いえ、まだ言えないわ。だって、私はこの国の王妃だもの」

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