お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
「そうそう、もうひとつ、話があったのだ――いや、ひとつ、ふたつ、三つか?」
わざとらしく指折り数え、ルークはグレゴールをまっすぐ見据える。そして、息を吸い込んだかと思うと、広間中に響き渡るような大声で宣言した。
「我が最愛の婚約者、オリヴィア・ウェーゼルクを返してもらいたい!」
あまりの大声、そして衝撃の内容に、広間はしん、と静まり返った。
グレゴールは目を見開き、口をパクパクとさせている。ルークの言葉が、まったく理解できていないようだ。
(こ、こういう展開にするつもりだったの……?)
グレゴールの罪を暴くとは言っていたけれど、まさかオリヴィアとの婚約が真っ先に出てくるとは思っていなかった。
「こ、婚約者……」
「そうだ。貴国がオリヴィアとの縁談を申し入れてきた時、私とオリヴィアの間には結婚の約束ができていた。まだ正式に話は決まっていなかったため、イリアーヌ国王の王命で引き裂かれることになったからな」
いくら帝国が強大といえど、他国の政策に口を挟むことはできない。
だから、あの時は、オリヴィアが嫁いでいくのを黙ってみているしかなかったとルークは続ける。
わざとらしく指折り数え、ルークはグレゴールをまっすぐ見据える。そして、息を吸い込んだかと思うと、広間中に響き渡るような大声で宣言した。
「我が最愛の婚約者、オリヴィア・ウェーゼルクを返してもらいたい!」
あまりの大声、そして衝撃の内容に、広間はしん、と静まり返った。
グレゴールは目を見開き、口をパクパクとさせている。ルークの言葉が、まったく理解できていないようだ。
(こ、こういう展開にするつもりだったの……?)
グレゴールの罪を暴くとは言っていたけれど、まさかオリヴィアとの婚約が真っ先に出てくるとは思っていなかった。
「こ、婚約者……」
「そうだ。貴国がオリヴィアとの縁談を申し入れてきた時、私とオリヴィアの間には結婚の約束ができていた。まだ正式に話は決まっていなかったため、イリアーヌ国王の王命で引き裂かれることになったからな」
いくら帝国が強大といえど、他国の政策に口を挟むことはできない。
だから、あの時は、オリヴィアが嫁いでいくのを黙ってみているしかなかったとルークは続ける。