お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
オリヴィアのほっそりとした指が、すかさず近寄ってきたマリカの持つ銀のトレイから、一枚の書類を取り上げた。
「陛下、これは陛下が国費を流用していた証拠です。流用して、贅沢な暮らしを送っておられましたね」
豪華な衣服、宝石、大人数を集めてのパーティー。彼の飲む酒一本にどれだけの金銭が必要なのか、きっと彼は把握していない。
「そして、ケイト・ピラール。あなたも同罪ですよ」
忌々しそうに王妃の正装でグレゴールの隣に立つオリヴィアを睨んでいたケイトは肩を跳ね上げた。
「わ、私が、なにか……?」
「あなたは、稀有な回復魔術の才能を持ちながら、魔獣討伐の場には赴かなかった。それはかまいませんが、回復魔術の使用に、必要以上の高額寄付を求めるのはよくありませんね」
「それは、当然のことでしょう? 私は、私の才能に対価を求めただけです」
「――そう? それはそれでかまわないのですが、あなたの身に着けている品すべて、国費を流用したものです。それについては言い訳できませんよね」
「陛下、これは陛下が国費を流用していた証拠です。流用して、贅沢な暮らしを送っておられましたね」
豪華な衣服、宝石、大人数を集めてのパーティー。彼の飲む酒一本にどれだけの金銭が必要なのか、きっと彼は把握していない。
「そして、ケイト・ピラール。あなたも同罪ですよ」
忌々しそうに王妃の正装でグレゴールの隣に立つオリヴィアを睨んでいたケイトは肩を跳ね上げた。
「わ、私が、なにか……?」
「あなたは、稀有な回復魔術の才能を持ちながら、魔獣討伐の場には赴かなかった。それはかまいませんが、回復魔術の使用に、必要以上の高額寄付を求めるのはよくありませんね」
「それは、当然のことでしょう? 私は、私の才能に対価を求めただけです」
「――そう? それはそれでかまわないのですが、あなたの身に着けている品すべて、国費を流用したものです。それについては言い訳できませんよね」