再会したクールな皮膚科ドクターは、元・売れっ娘キャバ嬢をまるごと愛で包み込む
そんなモヤモヤを抱えたまま午前中の診療時間はあっという間に終わってしまって、お昼休みを迎えた。
めぐみさんが帰り際に「近くのカフェで待ってる」と言ってくれていたので、荷物をまとめてから急いで待ち合わせ場所であるカフェへと向かう。
店内に入ってすぐに私に気が付いてくれためぐみさんは、こちらへ向かって手を振ってくれた。
「待たせてごめん」
「いいよ。仕事お疲れ様」
「ありがとう。それより、軽い風邪症状でよかったね」
「うん、お店にも迷惑かけずに済みそう」
どことなく、安堵の表情を浮かべているめぐみさん。
そうか……。めぐみさんは、まだお店を辞めていないんだ。
私が辞めてからもう4年近く経つというのに、ずっと続けていてすごい。
今はどの辺りにランクインしているのかが少し気になったけれど、もう私には関係のないこと。
喉まで出かかった言葉を、お冷と一緒に飲み込んだ。
「莉乃、なにか食べな? お腹空いてるでしょ?」
「あ、うん。ありがとう」
めぐみさんに促されて、設置してあるタッチパネルを操作して、カルボナーラのサラダランチをオーダーした。
カルボナーラといえば。
優太くんと初めのデートで、パスタ専門店に行ったことを思い出す。
めぐみさんが帰り際に「近くのカフェで待ってる」と言ってくれていたので、荷物をまとめてから急いで待ち合わせ場所であるカフェへと向かう。
店内に入ってすぐに私に気が付いてくれためぐみさんは、こちらへ向かって手を振ってくれた。
「待たせてごめん」
「いいよ。仕事お疲れ様」
「ありがとう。それより、軽い風邪症状でよかったね」
「うん、お店にも迷惑かけずに済みそう」
どことなく、安堵の表情を浮かべているめぐみさん。
そうか……。めぐみさんは、まだお店を辞めていないんだ。
私が辞めてからもう4年近く経つというのに、ずっと続けていてすごい。
今はどの辺りにランクインしているのかが少し気になったけれど、もう私には関係のないこと。
喉まで出かかった言葉を、お冷と一緒に飲み込んだ。
「莉乃、なにか食べな? お腹空いてるでしょ?」
「あ、うん。ありがとう」
めぐみさんに促されて、設置してあるタッチパネルを操作して、カルボナーラのサラダランチをオーダーした。
カルボナーラといえば。
優太くんと初めのデートで、パスタ専門店に行ったことを思い出す。