光が消えていってしまう君へ

五澤浅葱

俺は五澤浅葱。

snowdropっていう族に入ってる。

喧嘩は強いって自負してるけど、メンタルは激弱って周りに言われる。

そんなに弱いかな...

紫都さんが倒れて心配してる時にこうが百面相してたから、笑っちゃって緊張感が台無しになってしまった...

いらないけど。

みや先輩に名前呼ばれて滅茶苦茶嬉しそうにキラキラしだすのが面白くて。

また笑う。

ギロッ


「ひっ」


こうに睨まれて思わず声が...

あれ、これが俺のメンタル激弱って言われる原因???

なわけないか。 (そうです。それです。)


(自覚なし)


ピコッ


ん?


はっ、瑠璃からメールが!!



《色鉛筆なくなったから買ってきて~。》


《600色入りのやつ!今手ぇ離せないからお願い。》


《OK》


瑠璃って言うのは妹の名前。


色鉛筆で絵を描いていて、かなりうまい。


コンクールに出品するために今家で三日連続徹夜で描いていた。


俺にはない集中力がある。


妹はかなりの陽キャで、友達百人どころじゃない。


羨ましい。


俺は人見知りだし...


取り敢えず、600色入りの色鉛筆を買いに行きます。
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