神獣使いのお気に入り

居住区には戻らないらしく、ユリウスはその足で騎士団の庁舎へ向かった。

入り口の警備をしている若い騎士団員はいつものこととばかりに門を開ける。

その扉が閉まる前にユリウスに続いて中に入ると

「今日はとても早い出勤ですね、ウィル副団長!」

と、俺だけ声をかけられる。

ほんとにいつも朝早く出勤してるんだな。

そのまま騎士団長室に入って行ったユリウスに感心した。

まぁ、あのジーマが言うんだから仕事してるのは本当だよな。

8時からは隊ごとの訓練が始まるため2時間以上前に来て、事務処理をこなしていることになる。

あとは何のためにユリウスが夜の時間を確保し出したのか、だな。


< 34 / 43 >

この作品をシェア

pagetop