小児科医は癒やしの司書に愛を囁く

「んう……あ……」

「可愛い、美鈴」

 覆い被さってきてぐっと抱き寄せられたと思ったら、唇を舌でノックされ、開けた瞬間に深いキスへ変わった。

「は、ああ……」

「さあ、一緒に休もう」

 そう言うと、私の手を取って寝室へ行こうとする。

「食器だけ片付けないと……」

「ああ、じゃあその間にベッドを片付けてくるよ。君の寝るところを作っておくからね」

 ウインクしていなくなる。私は呆然としたまま、息を吐いて食器を食洗機に入れた。

 逃げられそうにもない。どうしたら……。
 枕だけ持って行こうと決めて、自分の部屋からお気に入りのクマの枕を抱いて先生の部屋へ。

 ノックをして入ると先生のベッドが大きくてびっくりした。これは、前も恋人と寝ていた?ダブルベッドだ。
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