小児科医は癒やしの司書に愛を囁く
「え?」
「移植が必要かもしれないんだ。検査結果が出たらだが、そうなるとうちではもう対応できない」
「……そうだったんですね。可哀想に」
弟のことが思い浮かぶ。
「どうした?」
「ううん。それより、先生の縁談は?」
「それだが、一度一緒に会ってもらおうと思う。そうじゃないと納得しないと院長に言われてね」
「わかりましたけど、本当に私でいいの?私の方は解決しそうだし、先生私を使わなくても……」
「院長には君のことをもう話した。これは最初の約束だぞ。自分が終わったら逃げようなんて思うなよ」
そんなつもりじゃないんだけど……。先生が縁談のお相手に私のことを言ったら最後、引くに引けなくなりそうで怖い。
「来週水曜日最後に来るだろ?その時がいいかと思うんだが、どうだ?」