後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

駐輪場の裏は、高い植木がズラリと並んでいて、特に何もない。


私が駐輪場の裏側を覗いていると、後ろから『松田さん』って小さな声で名前を呼ばれた。


振り向くと五十嵐くんがいつの間にか立っていた。
嬉しそうにはにかむ彼がなんだか可愛く思えて、ちょっとキュンとする。


『五十嵐くん、なんでこんなトコ…』


『しーっ。いいから、ついてきて。』


そう言って私の手を取ると、駐輪場の壁と植木の間の隙間を歩き出した。


ワケがわからないままついていくと、五十嵐くんが振り返って『ココ。覚えといて』と言って、植木と植木の間の隙間を指差した。


見ると、人一人が通れるほどの隙間が空いてる。


『こっち。』


というと、その隙間を五十嵐くんが抜けていった。


手を繋がれたまま、私もそれに続く。


そこを抜けると、なんと…

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