後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

教室に着いて席に向かうと、五十嵐くんはまだ来てなかった。


――練習、長引いてるのかな。


ふとそんなことを考えていると、バタバタッと廊下を走る音が聞こえた。


ガラガラッと勢いよく扉が開いたかと思ったら、部活のバッグを背負った五十嵐くんと中野くん、坂本くんのサッカー部メンバー3人が教室になだれ込んできた。


「セーーフッ!」


「やっべ、ギリギリ〜!」


そう言って、3人で息を切らしながら笑ってる。


やっぱり、私の目には五十嵐くんの笑顔がキラキラして見えた。


――好きなんだな、私。


保健室で待ってる時も


昨日、五十嵐くんの部屋で添い寝した時も


優しい笑顔で頭を撫でてくれる時も


全部、五十嵐くんのこと、好きって気持ちに繋がってしまう。


どうしよう。


五十嵐くんのこと、どんどん好きになって、私――

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