没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
ゴールドの台座の上に鎮座するその大粒のルビーは誇り高く輝いており、真ん中のルビーのまわりの台座の上には小さなダイヤが細かく敷き詰められている。
総額いくらのものなのかはわからないが、とてつもなく高価な首飾りであることは確かだった。
これは、母親の形見だ。
父と結婚したときに、実家である侯爵家から持参したもの。もともとは祖母から引き継いだものらしい。
それにしても…
まったく…どうしてあの父親はこんなに人がいいのだろう。
「上手いもうけ話があるんだ。今度こそおまえたちを楽にしてやれる」
と、この間も言ったときには全力で止めにかかったのだが何を言っても聞く耳を持たない。
とにかく盲目に信じ騙されているのだ。
総額いくらのものなのかはわからないが、とてつもなく高価な首飾りであることは確かだった。
これは、母親の形見だ。
父と結婚したときに、実家である侯爵家から持参したもの。もともとは祖母から引き継いだものらしい。
それにしても…
まったく…どうしてあの父親はこんなに人がいいのだろう。
「上手いもうけ話があるんだ。今度こそおまえたちを楽にしてやれる」
と、この間も言ったときには全力で止めにかかったのだが何を言っても聞く耳を持たない。
とにかく盲目に信じ騙されているのだ。