没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「そうだ。実際俺の体調もとてもよくなった。体の奥にあった枷がはずれたかんじだ。おそらく呪いは身体にも巣くっていたのだ」
マーシの丘で会った時よりレオンが活き活きして見えたのはそういうことがあったからなのだとフィリシティは妙に納得した。
「さて…」
レオンの視線が鋭くなったのを感じる。
「ここで疑問が出てくる。フィリシティはなぜあの石を持っていたかということだ。さらに先まで考えるなら、クランドンがいつあの石を家宝として跡継ぎに伝えるようになったのかという話になる。果たしてクランドンが五百年前の戦火の中、あの石をうばってミカリオンを停滞させようともくろんだのか?それを知らなければならないのだ」
そこで言葉を切り、さらにレオンはつづけた。
マーシの丘で会った時よりレオンが活き活きして見えたのはそういうことがあったからなのだとフィリシティは妙に納得した。
「さて…」
レオンの視線が鋭くなったのを感じる。
「ここで疑問が出てくる。フィリシティはなぜあの石を持っていたかということだ。さらに先まで考えるなら、クランドンがいつあの石を家宝として跡継ぎに伝えるようになったのかという話になる。果たしてクランドンが五百年前の戦火の中、あの石をうばってミカリオンを停滞させようともくろんだのか?それを知らなければならないのだ」
そこで言葉を切り、さらにレオンはつづけた。