没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「ミカリオンのこれからの発展のために、二度と奪われることはあってはいけないのだから」

ソファに奥深く腰掛けた状態で、レオンはフィリシティを射抜くように見ていた。

フィリシティは視線を痛いほど感じながらもその目を見る事が出来なかった。

自分の血の半分がもしかしたらミカリオンの停滞のために五百年もの間悪行を働き続けていたのかもしれないと思ったからだ。

その血がわたしの中を流れている。
< 122 / 265 >

この作品をシェア

pagetop