没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「お母様はどうしてクランドン侯爵家を出たのかを知りたいの」

「お嬢様…。いつかお聞きになられると思っておりました。その度にどうこたえればいいのかと悩んでいたのでございます」

エリーは目を伏せ、肩をすくめている。
若干震えているかのようにも見える。

言いたくないのだろうか。けれど、わたしは聞かなければならない。
正直に今の自分の心の中を話そう。
そしたら、エリーも心を開いてくれるかもしれないわ。
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