没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「花を見ていたのですわ。この花をご存じではないかでしょうか?」

もしかしたらローマンなら知っているかもしれないと期待を込めつつ聞いてみる。

「この花?いや、見たことがないな。外国の花なのでは?」

「そうですわよね。見たことないですわよね」

ローマンも知らないか…

「ところで、進展はあったか?」

やっぱりまたそれよね。結局。

「残念ですが…」

「はぁーーーーっ」

ローマンのいつもながらのあからさまなため息。
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