P法
 阿部はスマートフォンをポケットに戻した。通話内容を聞いて、声には出さないものの、阿部は可哀そうにと思った。溝内と竹田という者が、P法による公務員の在り方に不満を漏らしただけで容疑者扱いされたそうだ。阿部は知っていた。このP法の本当の目的は、×5である国王の結婚歴を目立たなくさせるためのものだと。そのために、わざわざメディアでパートナーの未達解消を取り上げていることも。阿部は煙草を灰皿に捨て、国王への報告に向かった。

<了>
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