僕と永遠を誓いましょう

「春川様、少々お聞きしたいことがありますのでお時間よろしいですか？」

「はい」

真冬は何枚もの紙をテーブルの上に広げていく。それは、この式場の披露宴会場や料理やウェディングケーキの写真だった。

「春川様は結婚式を挙げられるとして、どのような挙式会場がお好みですか？」

真冬は一枚の紙を苺の前に置く。結婚式場にはいくつもの挙式会場があり、ナチュラルな雰囲気の会場から厳かな雰囲気を感じるものまで様々である。

「わぁ〜、どれも素敵ですね！迷っちゃうな……。あっ、このガーデンウェディングとか素敵ですね。海外っぽくてちょっと憧れます」

「なるほど。ガーデンウェディングですね……。では、お料理はどのようなものがいいですか？」

「料理……。やっぱり招待した人に楽しんでもらいたいので、料理はいいランクのものを出したいですね。一番高いのは無理でもこのプランのものとかいいなと思います」

「なるほどなるほど……」