黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオ様?」
立ち止まってしまった私に王子様が声を掛ける。
「あ、ごめんなさい。景色が綺麗だったから、つい…」
「いえ、ミオ様に気に入っていただけたらとても嬉しいです」
王子様はニコリと嬉しそうに微笑んだ。
「あの、もう少し見てもいいですか?」
「もちろんです」
私は通路から庭園へと続く所を見つけて、桜に似た大木へと慣れないヒール靴で歩いて行った。
「わわっ!」
またグラリと傾く!
靴のせいもあるけど、やっぱり身体の動きが普段とは違って鈍いみたい。
倒れそうになった私の腕と背中を王子様が支えてくれた。
「ごめんなさい!なんだか上手く歩けなくて…。おかしいですね…」
王子様の顔を見上げる。
「ど、どうぞ」
また照れたような顔をして、私が歩きやすいように掌の上に私の手を添えさせた。
「あ、ありがとうございます」
こんなことされたの初めて!
私も顔が赤くなりつつ、お礼を伝えてから大木へと近づいた。
「やっぱり…」
よく見てみると本当に桜の木にそっくりというか、本物?
もしかして私が知らなかっただけで、日本に近い国なのかな?
だとしたら、すぐに帰れるのかもしれない。
そっと木の幹に手を添えると、大木の枝が揺れて蕾がキラリと輝き、一斉に花開いたかのようにピンク色が増えた!
「え!?」
優しい風が吹き抜けてその輝く花びらが舞い散り、白いドレスと長い黒髪も靡く。
「すごい……」
青い空とこの自然豊かな街並みに向かって花びらが舞い上がり、風に乗ってキラキラと飛んでいく!
私はしばらくその光景に見入っていた。
「綺麗…。こんな景色見たことがないわ!とても素敵ね!」
そして風に靡く黒髪を片手で押さえながら王子様に笑顔で伝える。
「……ええ。本当に。……聖女様」
王子様は眩しそうに瞳を細め、また泣きそうな顔で微笑んでいた。
立ち止まってしまった私に王子様が声を掛ける。
「あ、ごめんなさい。景色が綺麗だったから、つい…」
「いえ、ミオ様に気に入っていただけたらとても嬉しいです」
王子様はニコリと嬉しそうに微笑んだ。
「あの、もう少し見てもいいですか?」
「もちろんです」
私は通路から庭園へと続く所を見つけて、桜に似た大木へと慣れないヒール靴で歩いて行った。
「わわっ!」
またグラリと傾く!
靴のせいもあるけど、やっぱり身体の動きが普段とは違って鈍いみたい。
倒れそうになった私の腕と背中を王子様が支えてくれた。
「ごめんなさい!なんだか上手く歩けなくて…。おかしいですね…」
王子様の顔を見上げる。
「ど、どうぞ」
また照れたような顔をして、私が歩きやすいように掌の上に私の手を添えさせた。
「あ、ありがとうございます」
こんなことされたの初めて!
私も顔が赤くなりつつ、お礼を伝えてから大木へと近づいた。
「やっぱり…」
よく見てみると本当に桜の木にそっくりというか、本物?
もしかして私が知らなかっただけで、日本に近い国なのかな?
だとしたら、すぐに帰れるのかもしれない。
そっと木の幹に手を添えると、大木の枝が揺れて蕾がキラリと輝き、一斉に花開いたかのようにピンク色が増えた!
「え!?」
優しい風が吹き抜けてその輝く花びらが舞い散り、白いドレスと長い黒髪も靡く。
「すごい……」
青い空とこの自然豊かな街並みに向かって花びらが舞い上がり、風に乗ってキラキラと飛んでいく!
私はしばらくその光景に見入っていた。
「綺麗…。こんな景色見たことがないわ!とても素敵ね!」
そして風に靡く黒髪を片手で押さえながら王子様に笑顔で伝える。
「……ええ。本当に。……聖女様」
王子様は眩しそうに瞳を細め、また泣きそうな顔で微笑んでいた。