黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「……確かに、私も自分の大切に手入れをしながら使っていた仕事用の花鋏を貸せと言われても、得体の知れないヤツには貸せなかったと思うわ。これぞ、職人魂!」

「ふぅん。あんたも職人なのね? 分かってるじゃない。そうよ!大事な商売道工なのよ。じゃあ、私と勝負して勝ったら貸してあげるわ!」

「え、本当に?」

ドンッとさっき飲んだこの地域の名物のお酒のピッチャーがテーブルに並べられて、どっちが降参するまで飲めるかの勝負になった。

「いいわ!お酒は大好きだし、女友達には酒豪と呼ばれていたのよ!勝ったらその鉄板を貸して貰うわ!そして、本当のタコ焼きを作らせて!」

「おおっ!みんな!ロッティと新顔の姉ちゃんとの勝負だぜ!」

おおーっ!と賑やかなお祭りがさらに盛り上がって、私達は次々とお酒を飲み始めた。
たくさんの人達に囲まれて、楽しい音楽と共に皆も飲みながら騒いでいる!

「皆!急性アルコール中毒には気をつけて飲むのよ!」

「きゅう……アルコール?」

不思議そうにしている人に急激にアルコールを摂取すると危険だと伝える。

「体調不良者がいたら私のところに来て!眠らせてあげるわッ!」

聖女としてきちんと仕事はするわよ!

「あー!ミオ様!どうしてこんなことに!ウィリアム様にどう説明すれば…」

シエナは頭を抱え、周りは眠らせるってどういうことだとざわついていた。


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