黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「あなたが怖がらずに話をしていた男がいたと聞きましたが…」

「あぁ…。あのひと?」

「……どういう方ですか?」

『あの人』と呼ぶまで親しくなったと?
胸が焦げ付くような痛みに襲われる。

「しょくにん……なかま…」

仲間?

「私とシェリーナのことを嫉妬してくれましたよね?」

「…え? なあに?」

「……やはりそんなことはないということですか? 実桜様は私よりその男の方がいいと」

最近実桜様が私を見てくれていると思ったのは間違いだったのか?
私が贈ったネックレスを着けたまま、あなたはその男と恋に落ちたというのか!?

「けっこん……する…だって」

ふふふと微笑みながら『結婚する』と言った。

「ッ!!」

その瞬間カッと頭に血が登った。
実桜様の両手首を掴み上げ、ベッドに押さえつける。

「その男と結婚する? そんなことさせませんよ!」

腰のベルトを外して、その細い両手首を縛った。


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