黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ん……」

柔らかな日差しを感じて朝だと分かった。
でもこのまま眠っていたい。
だって温かくて気持ちが良いものに包まれていて安心するから。
頬を擦り寄せてみると、それが少し動いた。

「やだ…もっと…」

もっとくっついていたくて、腕を伸ばすと温かいものにまた包まれた。

「実桜様…」

誰?
でも安心する私の好きな声が聞こえる。
いつも優しく私に囁いていてくれていた声。

「……朝から大胆ですね」

クスリと笑う声が聞こえてゆっくりと瞼を開いた。

「おはようございます、実桜」

「おはよう……ございます…ウィル…」

今日も綺麗な顔ねぇ。
照れたような笑顔がまた眩しいわね。
でも私はそのウィル様の首に腕を絡ませてくっついていて、ウィル様も私を抱きしめている…?

「えッ!?」

バッとウィル様から離れると激しい頭痛に襲われた。

「うぁ…ッ!頭、痛ッ!?」

ガンガンと痛む頭で何が起こったのかを考えて、昨日のことを思い出した。

「の、飲み過ぎた!」

「フッハハハッ!こんな朝なのに、まずそれですか?」

「へ?」


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