黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「あの、お身体は本当に大丈夫でございますか?」

もしかして、そういう意味!?
バッと首筋の痕を隠すように手で押さえて返事をする。

「だ、大丈夫!これ以上は何も!!」

ないはずよね?
カァーッとまた顔が赤くなり、誤魔化すようにフルーツジュースを飲む。

「あ、美味しい……」

さっきからパニック続きだったからホッとするわ。

「まさかウィリアム様が今、そこまでされるとは思わず…」

護衛としての責任を感じているのかな。
でもこれは私のせいだから!

「ち、違うの!私が酔ってウィル様に抱きついちゃったからなの!だからって何でこんなにキ、キ、キスマークがついてるのか分からないんだけど!でも、シエナ様は気にしないでね!」

「しかし、ミオ様は男性恐怖症ですし…」

「あ…」

だからそんなに気にしていたのね。
きっと昨日の夜からとても心配していたんだろう。

「ありがとう。でも本当に平気なのよ。不思議とウィル様だけは大丈夫みたい」

「え?」


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