黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ウィル様はいつも私が怖がっていないかと確かめながら接してくれているし、他の男性からも私に近づかないように守ってくれるし、むしろウィル様の声とあの背中や腕が逞しく感じて安心するのよ」

「ミオ様……それは…」

「それに、優しくて可愛くて、美しくて格好良くてドキドキ……あれ?」

これ、昨日ロッティに言ってた?

「……頼りになって…声を聞くと安心…あれ?」

また顔が熱くなってきた!

『好きだからでしょ?』

「え…? 好き…?」

ふと、腕の内側にも付いていた痕に気づく。
またこんなところにも!と思うけど、なぜか嫌な気持ちは起きない。
昨夜のことだって嫌だとは思っていないし、優しく抱きしめてくれて、今までにない心地良さの中で安心して眠れた。
朝にはこれからずっと一緒だと言われて嬉しかった。

「え…?」

あ、もうダメだ。
分かってしまった。
昔ほんの少しだけ憧れたあの時の気持ちとは違う。

この胸の高鳴りも…。
この胸に拡がる感情も……。

あんなに想いを伝えてくれるあの人が。

「私…」

ウィル様が好き。




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