黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「聖女様、お目覚めをお待ちしておりました。そして、このエーデル王国に来てくださったこと、感謝申し上げます。私はこのエーデル王国の王、ジーク・クラスディでございます」

顔を上げた国王様はウィル様よりも髪は短めで、瞳の色は緑色。
でも輝くような金色の髪と優しそうな目元は同じで、国王様も穏やかそうなお人柄のようだ。

「聖女様、私はグレース・クラスディと申します。こちらはウィリアムの妹のソフィーでございます」

緩やかにウェーブした薄紫色の髪に青い瞳の女性が王妃様で、落ち着いた感じのとても綺麗な人だった。

妹さんは金色の髪がふわふわとウェーブしていて、パッチリとした大きな緑色の瞳、小柄だけどとても活発そうな可愛らしい感じの人だわ。

「な……」

緊張で声が震える!
でもウィル様と目が合うと、微笑みながら頷いてくれた。
また「大丈夫ですよ」と言ってくれているように見えて、私はなんとか挨拶をするのとができた。

「長い間眠ったままで申し訳ございませんでした。ミオ・シミズと申します。よろしくお願いいたします」

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