黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「う、うぅ……」
周りの怪我を負った騎士の人達からのうめき声が聞こえた。
シエナ様も腕や背中からの出血が止まらず、制服がどんどん血に染まっていく。
『あんたが聖女サマだからだな』
私が聖女だから皆がこんな目にあったと言うの?
どうして?
私の頬から涙と血が流れて落ちる。
聖女なら、特別な力があると言うなら、ここにいる皆を治して!
お願いッ!!
震える両手を握りしめて集中し目を閉じる。
そして、今までで一番の祈りを込めた!!
パァァァーーーーッ!!
大きな光が放たれてここにいる皆を包み込み、キラキラとした小さな花びらが落ちてきた。
「桜…」
遠くを見上げると、丘の上の神殿にある桜の大木が光輝いて揺れている。
「ウィル様……」
今、持てる限りの能力を使い切り身体の力が抜けていく。
「今のは聖女様の光ではないか!? なっ!? こ、これは! 襲撃か!?」
「ダニエル殿下…!」
「おいっ!お前達しっかりしろ!」
誰かが駆け寄って来る。
身体が大きな男の人?
「嫌…」
近寄らないで!もう男の人は恐いッ!
「聖女様!? すぐに神殿にお運びいたします!」
ぼやける視界で見えたのは懐かしい人。
また私を助けてくれるの?
「せんぱい…?」
先輩なら大丈夫だわ…。
私はその場で力尽きて倒れてしまった。
周りの怪我を負った騎士の人達からのうめき声が聞こえた。
シエナ様も腕や背中からの出血が止まらず、制服がどんどん血に染まっていく。
『あんたが聖女サマだからだな』
私が聖女だから皆がこんな目にあったと言うの?
どうして?
私の頬から涙と血が流れて落ちる。
聖女なら、特別な力があると言うなら、ここにいる皆を治して!
お願いッ!!
震える両手を握りしめて集中し目を閉じる。
そして、今までで一番の祈りを込めた!!
パァァァーーーーッ!!
大きな光が放たれてここにいる皆を包み込み、キラキラとした小さな花びらが落ちてきた。
「桜…」
遠くを見上げると、丘の上の神殿にある桜の大木が光輝いて揺れている。
「ウィル様……」
今、持てる限りの能力を使い切り身体の力が抜けていく。
「今のは聖女様の光ではないか!? なっ!? こ、これは! 襲撃か!?」
「ダニエル殿下…!」
「おいっ!お前達しっかりしろ!」
誰かが駆け寄って来る。
身体が大きな男の人?
「嫌…」
近寄らないで!もう男の人は恐いッ!
「聖女様!? すぐに神殿にお運びいたします!」
ぼやける視界で見えたのは懐かしい人。
また私を助けてくれるの?
「せんぱい…?」
先輩なら大丈夫だわ…。
私はその場で力尽きて倒れてしまった。