黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「母さん!こっちもだ!」
ロシータさんの息子さんが遠くから叫んでいる。
どうやらウィル様の3メートル接近禁止命令を守っているようだ。
「もうそんなことを守らなくても大丈夫ですよ。こんな聖女としての能力がなくなった私では、ウィル様の隣に立つ資格なんてありませんから」
「何を言っているんですか、ミオ様!」
「え?」
「能力なんて関係ないですよ。ウィリアム殿下には」
「関係ない?」
「ええ。あの方が小さな頃から知っている私は断言できますよ。ミオ様に渡す為にとミオ様のお好きなお花を選んでいる時のあの顔や、サクラの花を愛おしそうに見ていたり、ミオ様とご一緒にこの庭園を歩いている時の優しい眼差しを見ていたら分かりますよ」
「ロシータさん…」
ロシータさんは息子さんの元へと走って行った。
また桜の花びらが舞っている。
なんだか桜が呼んでいるような気がして、桜がある丘の上へと向かった。
ロシータさんの息子さんが遠くから叫んでいる。
どうやらウィル様の3メートル接近禁止命令を守っているようだ。
「もうそんなことを守らなくても大丈夫ですよ。こんな聖女としての能力がなくなった私では、ウィル様の隣に立つ資格なんてありませんから」
「何を言っているんですか、ミオ様!」
「え?」
「能力なんて関係ないですよ。ウィリアム殿下には」
「関係ない?」
「ええ。あの方が小さな頃から知っている私は断言できますよ。ミオ様に渡す為にとミオ様のお好きなお花を選んでいる時のあの顔や、サクラの花を愛おしそうに見ていたり、ミオ様とご一緒にこの庭園を歩いている時の優しい眼差しを見ていたら分かりますよ」
「ロシータさん…」
ロシータさんは息子さんの元へと走って行った。
また桜の花びらが舞っている。
なんだか桜が呼んでいるような気がして、桜がある丘の上へと向かった。