黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ふぅ。まさかこんな理由で泣きながらお風呂に入る日がくるとは…」

髪も身体も気が済むまで念入りに洗い、バスタブに浸かりながらやっと安心することができた。
泥のような汚れが出てくるかと思ったけど、なぜかそんなことは全くなかった。

「うーん!いい香り!」

バスタブには可愛いお花がたくさん浮いていて香りもいい。
特に今は素敵な香りに癒されるわぁ。
ザバッと上がるとクラリと立ち眩みがした。
長湯し過ぎたかしら?

バスルームから出るとフワーッと暖かい風に包まれた!

「ッ!!?」

私の体全体を包む暖かい空気によって、体と濡れた長い髪が徐々に乾いていく!

「え? 何コレ!? どういうこと!?」

「……流石聖女様ですわ!」

「え?」

声がした方を見るとウィル様の妹のソフィー様が口元に手を添えて驚いている。

「ソ、ソフィー様!? どうされましたか!?」

「お着替えをお手伝いいたしますわ!ミオ様にお似合いになりそうなドレスもご用意しておりますのよ!」

「お待ちいただいていたのですか!? 長湯してしまい、申し訳ございません!でも、着替えは自分でできますので…」

お姫様に手伝ってもらうなんてとんでもないッ!!

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